萌え豚っていうな!

萌えヲタのことを萌え豚となんの根拠もなく言うのを止めさせることを目的としたブログ。自分で言うことも含む。

アニメ

おまけ文化としてのスマホゲー

いまや萌え系のスマホゲーのCMがお茶の間に流れることは当たり前になった。 アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージのCM だが前回書いたように、萌えは無視される。salbun.hatenablog.com これにはいくつか問題があるが、その1つを今回は考…

「けいおん」──あるいは「女の子が部活やってるアニメと視聴者の人生と何の関係があるのか」について

一般に本作は批判されてきた。 それはおよそ次の4つの点においてだ。 1)萌えである 2)中身がない(明確な物語構造がない) 3)部室から出ない 4)男が出てこない それは大きな勘違いで、関係はあるし、いまの人類社会を象徴する世界的な大傑作だ。 本…

芦田愛菜(あしだ まな)が天才子役といわれる理由――メディアディバイドの弊害について

あんな感情表現が豊かな子など、日本にはめったにいません。 少なくとも逆のタイプ、つまりは「僕と彼女と彼女の生きる道」(CX)で草なぎ剛の娘役をやった美山加恋や、「ポニョ」の大橋のぞみといった、どこか不貞腐れたいかにも日本人らしいタイプの女の子…

アニメの飛行シーンについて――「夢喰いメリー」の山内重保(演出)という反面教師

2011年もあけまして、第1クールのアニメがぞくぞくと放送をスタートさせていますが、すこし気になった点がありました。 それはTBSの深夜に放送している「夢喰いメリー」という作品で、OP(アバンタイトル*1)の演出が酷かったのです。 演出家:山内重保につ…

宇宙アイドルアニメ 「マクロスF」について

現在、BS11ではSFアニメ「マクロスF」を放送しています。(日曜00:30〜) これはシリーズものの最新作でして、82年の「超時空要塞マクロス」が始まってから30年、もはや熱心なファンでない筆者には、これが一体シリーズの何作目に当たるのか、wikipedia…

「STAR DRIVER 輝きのタクト」はなぜ不評なのか?――視聴者と主人公のシンクロ率について

先ほどTBSでアニメ作品、「STAR DRIVER 輝きのタクト」の第1話が放送されました。 これはいわゆる「巨大ロボットアニメ」で、われわれオタクにとって見慣れたジャンルのはずですが、どうにも意味不明な点が多く、2ちゃんねるのスレッドでも同様のネガティブ…

「サマーウォーズ」を見たこととか予告とか、いろいろ

昨日放送した「サマーウォーズ」を見ました。 感想としては、「うまくまとめられない」というのが現状で、「感動する部分がある反面、後味が悪い・納得がいかない点が多い」という感じ。 最近のアニメって、こういうことが多い気がします。 「けいおん!」と…

あらゆるオタクの感性が30年遅れている件について

今日、日本テレビの「DON」でAKB48の特集をやっていました。 出演していたのは、南海キャンディーズの山里、法政大学の稲増龍夫らで、彼らは口を揃えてこう言います。 「AKB48が売れたのは、選抜総選挙など、ファンが応援することで運営に参加できる仕組みを…

「けいおん!」に感じる違和感――アニヲタの耳が狂ってきてる?

大人気の「けいおん!」ですけども。 なんというか、キャラの「声」と「顔」が合ってないように思うんですよね。 ふつうというか、地味というか。 ドラム担当の律(りつ)(CV:佐藤聡美)なんかが特にそうで、おなじ「空気系」「4コマ漫画原作」の「ショー…

ツンデレとはなにか?――「週刊少年サンデー」の系譜から読み解く

ここ10年のあいだ、オタク向けの二次元コンテンツは、ツンデレヒロインに席巻されていました。 「灼眼のシャナ」のシャナや、「ハヤテのごとく!」の三千院ナギといった、釘宮理恵が演じたものをはじめとして、数え切れないほどのキャラクターが生まれては消…

 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(5/5)

このエントリは、次のエントリの続きです。 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(4/5) 日本の近代化 この思想が日本に渡ってきたのが明治のころで、日本はちょうど近代国家としてその歩みをはじめたばかりでした。 よく「家父長制度」と…

アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(4/5)

このエントリは、次のエントリの続きです。 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(3/5) エルサレムの紛争をなくす方法 つまり、です。 いっそエルサレムの中心を空洞化して、その外周に聖地を個別に置くとかすれば問題なんかなくなるわけ…

アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(3/5)

このエントリは、次のエントリの続きです。 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(2/5) 聖地エルサレムではなぜ紛争が絶えないか エルサレムというのは、キリスト教・イスラム教といった世界3大宗教のうち2つまで(あと1つは仏教)が、…

アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(2/5)

このエントリは、以下のエントリの続きです。 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(1/5) 謎の現象「コロプラ」 近ごろ、こんな現象が起きているそうです。 携帯ゲームが地方救う? 土産物に殺到「コロプラ現象」 http://www.asahi.com/na…

 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(1/5)

2010年05月25日の「めざましテレビ」(CX)では、「ココ調(しら)」のコーナーで、アニメ・コミックの舞台になった実在の土地をオタクが巡る「聖地巡礼」について特集していました。 そのバイブルとなっている「聖地巡礼NAVI」(ドリルプロジェクト著)を取り…