アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(1/5)
2010年05月25日の「めざましテレビ」(CX)では、「ココ調(しら)」のコーナーで、アニメ・コミックの舞台になった実在の土地をオタクが巡る「聖地巡礼」について特集していました。
そのバイブルとなっている「聖地巡礼NAVI」(ドリルプロジェクト著)を取り上げ、戸部洋子アナ率いる調査隊は、秋葉原と思われる場所でアンケートを取ります。
結果がこちら。
アニメ・コミックの舞台で行きたい場所は?
1位)・・・埼玉・久喜市(鷲宮神社)
2位)・・・神奈川・箱根市
3位)・・・東京・立川市
オタク100人にアンケート
まぁ、ヲタにとっては当然過ぎる結果でしょう。
それぞれ「らき☆すた」「新世紀エヴァンゲリオン」「とある科学の超電磁砲」の舞台です。
このあと調査隊は実際にそこへ行ってみる事にしますが、ここではこれ以上フォローしません。
それよりも、オタクの聖地巡礼の是非にスポットを当てていきます。
京都アニメーションが施した「涼宮ハルヒ」への改変
先ほど「当然過ぎる結果」といいましたが、密かに筆者がランキング入りを期待していた場所があります。
それが「兵庫県・西宮市」です。
これは「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台になった場所で、アニメ(マンガも?)だけの話に過ぎません。
読者の中には首をかしげる方がいるかもしれませんが、原作のライトノベルでは舞台が特定できないように書かれているのです。
それをわざわざ製作の京都アニメーションが西宮と設定してしまったのです。
「兵庫県」と「京都府」は近いですから、親近感がわいたのかもしれません。
実際、先ほどの「ココ調」調査隊が「とある〜」の舞台となった立川に飛び、地元でアンケートを行いましたが、
アニメの舞台になっていることをどう思う?
1位)・・・うれしい
2位)・・・親近感がわく
3位)・・・有名になってほしい
立川市民50人にアンケート
という結果に。
これは一般人がターゲットで、そのことは
アニメの舞台に地元が使われていることを知ってる?
はい)・・・・4%
いいえ)・・・96%
立川市民50人にアンケート
という結果からも分かります。
「涼宮ハルヒ」の場合、アニメオタクが作り、アニメオタクを相手にしているわけですから、余計に親近感がわいても不思議はありません。
この事実だけ確認しておきます。
次のエントリへ。