いまや萌え系のスマホゲーのCMがお茶の間に流れることは当たり前になった。

アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージのCM
だが前回書いたように、萌えは無視される。
salbun.hatenablog.com
これにはいくつか問題があるが、その1つを今回は考えていく。
■おまけ文化として考えるスマホゲー
スマホゲーは基本プレイ無料だが、それはなくても遊べるものに課金させているということだ。
つまりおまけに課金させるのである。
よってこれは60年代の仮面ライダーチップスや80年代のビックリマンチョコ、90年代のチョコエッグに似ている。
左:仮面ライダーチップス、右:ビックリマンチョコ
いずれもポテトチップスやシール、フィギュアが目当てで誰もが買っていた。
本体のおかしなど要らないという場合も多く、駄菓子屋やコンビニの前で捨ててしまい、大量のごみがあふれて社会問題になったこともあった。
■見えないスマホゲー
だがそれらとスマホゲーには決定的なちがいがある。
それは周囲から見えないということだ。
60年代の仮面ライダーチップスはカード、80年代のビックリマンチョコならシールという具合に、物体としてそこにあったため周囲から、そのひとがなにをやっているのかが見えていた。
だがスマホは外側から見えない。
スマホを操作する人
萌え趣味なのか否かが見えなくなっているのだ。
■原作の有無だけではない事情
もちろんスマホを使うのは萌えヲタだけではない。
ではなぜ萌えヲタだけがそうなるのか。
それにはたとえば原作の有無があり、仮面ライダーチップスはそもそもテレビで流れていた「仮面ライダー」というドラマがあったからわかったという事情もある。
ドラマ「仮面ライダー」
一方で萌えゲー、たとえば「アイドルマスター」シリーズにはないが、それは「ビックリマン」もおなじである。
次回以降は、その根拠について考えていく。