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アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(2/5)

 このエントリは、以下のエントリの続きです。

 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(1/5)

謎の現象「コロプラ

 近ごろ、こんな現象が起きているそうです。

 携帯ゲームが地方救う? 土産物に殺到「コロプラ現象」
 http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY201003310215.html

 ゲームの内容を要約すると、ケータイのGPS機能を使った案内に従って、実在する地方都市へ行って買い物をするというものです。

 こうすると「ガキの使いか」といってバカに出来そうですが、大事なのは、買い物をすると、金額によってはレアなオリジナルカードがゲットできること。

 これに釣られて多くのユーザーが地方へ足を運ぶのだそうです。

 上記のページ以外にも、テレビ番組「ガイアの夜明け」(TX)で紹介していて、そのとき取材を受けたユーザーは、「カードも欲しいし、地方の特色に触れるのも楽しい」的なことを言っていました。

 これによって町おこししようという自治体が、続々と参入しているというのですが、このユーザーのいう「地方の特色に興味がある」というのは、本当に信用できるものなのでしょうか。

 というのも、コンピューターゲームというのは本来的にインドアなものだからです。

二次元ありきの三次元

 彼らが引き付けられているのは実在する土地ではなく、もっと別のなにかなのではないでしょうか。

 例えば、秋葉原で有名なメイドカフェです。

 あれは実在したヨーロッパのメイドではなく、アニメ・コミックに出てくる、オタクの脳内補正がかかったメイドだということは知られていますが、このように二次元のイメージの受け皿としての三次元という消費の仕方が、「コロプラ」にもあるような気がしてなりません。

 「三次元の土地に二次元のイメージを重ねあわせる」「聖地巡礼」といえば、忘れてはならないのがエルサレムです。

 
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 アニメの聖地巡礼にみる、二次元ヲタの限界について(3/5)